ITP

読み方、または別称:アイティーピー、Intelligent Tracking Prevention

ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、アップル社が開発した、ユーザーのプライバシー保護を目的としたサイトトラッキング抑止機能のこと。

同社のWebブラウザー「Safari」に搭載されており、2018年6月には「ITP2.0」が発表され、2019年3月には「ITP2.1」がリリースされた。

ITPは、サードパーティCookieの働きを抑制する。Cookieとは、スマホやパソコンのWebブラウザーに備わるもので、Webサイトを閲覧したユーザーに関する情報を一時的に保存する仕組み。たとえば、会員サイトのログイン情報やECサイトのカートに登録された商品情報などを一時的に保存しておくことで、2回目以降の利用の際に、IDやパスワードの入力が不要になったり、カートの中身が保存されたりする。

サードパーティCookieは、ユーザーが閲覧しているWebサイトとは異なるドメインのWebサイトから発行されているCookieのこと。最近は、デジタル広告のテクノロジーが発展し、異なるWebサイトを横断し、どのユーザーがどういうカテゴリーのWebサイトを閲覧したか、どういうキーワードで検索を行い、どんな広告をクリックしたかといった行動履歴の情報が受け渡されるようになった。

こうしたデータを活用し、たとえば、Aという会社のWebサイトから取得された閲覧情報を、Bという会社のWebサイトで活用し、B社商品のレコメンドを行うというように、デジタル広告の配信を最適化しようという動きが盛んに行われている。

そこで、ユーザーの閲覧履歴に関する情報が、ユーザーの承諾なく異なるドメインのサイトに渡ることを防ぐための機能として、ITPがリリースされた。

ITPは、iOSやmacOSのブラウザーであるSafariに搭載された機能であるため、Safari以外のブラウザーはこの機能の影響を受けない。しかし、スマートフォンでSafariを利用するユーザーは多く、その意味で、影響力が大きい機能だということができる。

ページトップへ戻る

話題の用語~今ホットな用語をご紹介

ITと社会用語辞典

ワークロード

ワークロードとは、システムのパフォーマンスを適正な状態に保つための指標のこと。

インターネット用語辞典

ライフログ

ライフログとは、人間の活動の記録(行動履歴)をデジタルデータとして記録すること、およびその記録のことである。

ページトップへ戻る