粒度
読み方、または別称:りゅうど
粒度(granularity)とは、荒さ、あるいは細かさの度合いを表す言葉で、コンピュータプログラミングにおいては、プログラマの頭の中で問題となる箇所や用途と関連のある箇所をピックアップしやすい状態に保守し続けることを意図する文脈の用語である。
コンピュータプログラミングでは、利用者は用件に合わせて、関数、オブジェクト、メッセージ、スクリプトなどの達成方法を選び、また、用意されている様々な各種機能の中からいくつかを選んで組み合わせるといった作業を行ってプログラムを制作する。
そのとき、1つの用件に合わせて1つの達成方法をピックアップできるようになっていること、または各種機能の選び方や組み立て方が複雑であっても、用途を組み合わせなどがピックアップしやすく厳選されていることを、粒度が高いという。
逆に、1つの手続きで済むことを2つにも3つにも分けていたり、要求していない作業も一緒に行っていることを粒度が低いという。