マイクロアレイ
読み方、または別称:まいくろあれい
マイクロアレイ(Microarray)とは、検査・実験の対象物を多数固定化し、これに対し一度に検査と実験を行う材料や技術のことを意味する。特に、生物学や医学、薬学などでDNAマイクロアレイを中心に開発が進んでおり、利用されている。
アレイ(Array)とは、整列の意味を持ち、数が少ない場合はマクロアレイ(Macroarray)と呼ぶ場合もある。ちなみに、その数は数百個以下である場合に限る。
DNAマイクロアレイは、DNAチップと呼ぶことも多く、DNAを固定化し、相同性のあるDNA・RNAを検出・定量する。
たんぱく質マイクロアレイは、たんぱく質を多数固定化し、それに対する反応を検出する方法である。代表的なものとして、抗原を対象とした抗体マイクロアレイなどがある。細胞マイクロアレイは、多数の細胞を基板上に栽培し、特定の反応を示すものを検出し、組織マイクロアレイは微笑な組織標本を多数固定化し、免疫組織化学などの方法で特定の性質を示す検出となる。他にも、化合物マイクロアレイなどもある。