緊急地震速報
緊急地震速報とは
緊急地震速報とは、気象庁が平成19年4月から提供しているシステムで、地震発生時に、震源から離れたところに対して、これから揺れが起こることをいちはやく知らせる警報のことである。実際に地震が発生してから配信されるシステムであり、これから地震が発生することを知らせる「予知システム」ではない。
地震が発生すると、まず初期微動が起こり、その後たわんだ地面が波となってゆっくりと伝搬していく。緊急地震速報は、地震計によって初期微動を感知すると、どれくらいの規模の地震波が、どのあたりまで進むかを瞬時に計算し、震度5弱以上になると考えられる地域に対して即座に伝えられる。
気象庁から速報が配信されると、テレビやラジオのような放送でその情報が緊急放送として報じられるほか、緊急地震速報機能を持つ携帯電話や、その他のシステム(パソコン用ソフトウェアなど)で受信できる。新幹線を運行するJRでは、緊急地震速報を受信すると、走っている列車に無線で知らせ、安全に減速した上で脱線などの大きな事故を防ぐ仕組みを持つ。
緊急地震速報はあくまでも地震計が感知した初期微動を基に計算される、理論値に基づいて発信されるため、必ずしも警報通りの規模の地震が来るとは限らない。また、震源から至近であると、速報が間に合わないこともある。
- 執筆: 日立ソリューションズ 教育部
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