OS用語辞典 の Chrootに関する解説。

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Chroot

読み方、または別称:ちぇんじるーと

chrootとは、UNIXオペレーティングシステムでの現在のプロセスと、その子プロセス群に対しルートディレクトリを変更する操作のことを意味する。別のディレクトリに変更されたルートディレクトリは、範囲外のファイルにアクセスできなくなる。
こういった操作を、chroot監獄と呼ぶ。chroot(2)システムコールおよびchroot(8)コマンドを意味している。 冒頭の通り、OSの仮想化・分離されたコピーを作る際に使われ、さまざまな用途がある。1つは、“テストと開始”。使用しているシステムで評価するのは危険と言われている開発中ソフトウェアのテスト環境に使用する。
2つは、“依存関係制御”。ソフトウェア開発でビルドに最低限必要なものを用意した環境に、chrootで実施する。これによって、意図しないライブラリがリンクされるのを防ぐ。3つは、“互換性”。古いソフトウェアや異なるABI使用のソフトウェアは、場合によってchrootの環境で実行しなければいけない。
4つは、“復旧”。ブート不可能なシステムの復旧で、別ブート媒体で立ち上げダメージのある環境にchrootをする。5つは、“特権分離”。chrootされたプロセスファイル記述子はそのまま保持されるため、chrootしたディレクトリ内に作業用のファイルを残さなくても良い。他にも、“ハニーポット”と呼ばれるchrootの用途もある。

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